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お客様インタビュー
男着物.comでお誂えされたお客様の事例

当店でお誂えされたお客様にお話しをお伺いさせて頂きました。お客様の用途は様々で、お好みもそれぞれ異なります。静かな色合いを好む方から、おしゃれで目立つ装いが似合う方まで、ひとりひとりの個性も違います。それぞれのお客様の事例をご紹介させて頂きます。

夫婦で着物_ランジット・カーロン様(東京都)

橘川さんと出逢ったのが、着物を作るきっかけになりました。ランジット カーロン

店主は、あるとき異業種交流会でカーロンさんご夫妻に出会いました。
日本文化や日本的なものが大好きなご主人は、その後、ご縁あって着物をお誂え頂くことになりました。奥様の雅世さんと共に、ご感想など詳しくお聞きしました。

 目次

夫婦で着物 ランジット、カーロン様 (東京都)

― 今日はどうぞよろしくお願い申し上げます。まずは、カーロン様について教えて下さいませ。

(カーロン様)橘川さんと出逢ったのは、経営者倶楽部という集まりで、それから親しくさせて頂いております。私は日本で生まれ育ち、アメリカの大学を卒業後就職し、その後独立起業しました。父がインド国籍で、外交官であった母はフィリピン国籍のハーフなんです。今回、橘川さんとのご縁で、気に入った着物が出来ました。

ランジットカーロンさんご夫妻

(店主:橘川)私からも、ランジットカーロンさんご夫妻をご紹介させて頂きます。

私は、経営者倶楽部という異業種交流会に在籍していたのですが、その中でカーロンさんと雅世さんは、素敵なご夫妻で有名でした。カーロンさんは優秀な経営者であり、日本人以上に雄弁で、その話しぶりに思わず引きこまれてしまいます。また奥様の雅世さんは、見事な着物姿で参加されているのを、周囲の仲間もよく見かけていたからです。その隣には、ご主人のカーロンさんがいつもいられました。ご夫妻はいつもご一緒に、この交流会に参加されていました。

結婚式で着物が似合う自分を発見

― カーロンさんと着物との出逢いについて教えて下さい。

(カーロン様)人生の中で初めて着物を着たのは結婚式でした。式の衣装を決める中で、実は一番最初に決まったのが僕の和装だったんです。まさかそれが一番初めに決まるとは、僕も思わなかったんですけどね。その和装はほぼ一発で決まったんですね。とにかく着物を初めて着た時に、何かピンとくるものがありました。実際に結婚式の日に着た際に、参列者の皆さんが僕を見て思った以上に似合っているという感想をいただきました。
特に着物に興味を持ったのは、ここからなんです。

ランジットカーロンさん

― カーロンさんにとって、初めての着物の印象は如何でしたか。

(カーロン様)結婚式で初めて着た時に特に感じましたが、着物は確かに、着付けなども含めて大変さはありますが、それ以上に着ることによって身が引きしまる感覚というものを感じられましたね。僕自身、着物がこういう感覚を感じられるなら、一つ持っておいてもいいなと思ったのです。経営者の交流会や、着物の会に参加すると凄く凄く話題になると感じました。

橘川さんと出逢ったのが、着物を作るきっかけ

― ところで、奥様の雅世さんは、いつも素敵な着物姿でいらっしゃいますが、
着物を好きになったきっかけはあるのでしょうか?

(雅世様)私の叔父が呉服屋さんで、小さい頃から着物に触れて育ったんです。
着付けも着付け教室ではなくて、叔母が教えてくれたので自然に覚えることができました。 アメリカに留学中の時は、ホームステイ先で浴衣を着たのです。
そうしたらその反響がすごいんです。それで着物のよさを改めて見直しました。

― カーロンさんが着物に興味を持ったのは、 奥様の影響もあるのではないですか?

(雅世様)私は、着物が好きなので主人には着物を着てもらいたいと思っていましたよ。でもそれを言葉に出して伝えたことはなかったですね。
(カーロン様)そうね。結婚式の時には羽織袴の礼装だったのですが、実際に着物を誂えるきっかけを与えて下さったのは、橘川さんですよ。結婚式を挙げた数ヶ月後のことでしたね。

大和市、古民家園にて
大和市、古民家園にて

イメージ通りに出来上がった「男着物」

― 初めて着物を誂えるのに不安はなかったですか?

(カーロン様)それはありませんでした。 なぜかと言うと、橘川さんとの間にすでに信頼関係があったので、初めて知り合って着物を作ろうかというよりも、すでに交流がありましたからね。何度かお会いしていましたし、親しみもありましたし。 僕自身が橘川さんのファンでもありましたし…。

(店主:橘川)〜 えっ?? どういうことですか!?(笑)〜

(カーロン様)まず、一つは、僕は安全地帯が大好きなので、安全地帯の玉置浩二さんに似ているというところから入りました。 それで僕は、仲良くさせていただきたいと思って、そこから始まっていますよ。それと交流会の中でも唯一着物を着ていらっしゃったし、それに加えて玉置浩二さんに似てるし。ちなみに僕は、今年安全地帯のコンサートに2回行ってしまいました。それだけ好きなんです。

(店主:橘川)〜 なるほど、玉置浩二さんのファンだとは初めて聞きました。面白い話ですね。 昔は一時よく言われたんです。話し方や声が似てるってね。〜

― ところで、着物はイメージ通りに出来ていましたか。

(カーロン様)いやぁ、イメージ通りでした。橘川さんから見て僕に合う色と素材を選んでいただいて、その通りだなという感覚でしたね。
元々、紺やブルーがいいなと思っていたのです。それと逆のコントラトでグレーという感じになりますが、やっぱり日本の色合いは、さまざまな色味がグラデーションの様にありますよね。その中で、僕よりも橘川さんの方が僕に合うものを見立ててくれると感じていましたので、だいたいお任せして楽しみにしていました。
最初にイメージした色もありましたが、出来上がって見ると橘川さんは、イメージしたものをカタチにするのがとても得意な方だなと思いました。橘川さんだからこそ、色と素材も含めて「僕自身が理想とする着物」というものが誕生したと思っています。



カーロンさんの紬着物は、無地の様に見えますが、近くで見ると細かいストライプの柄がみえる珍しい織物です。羽織は玉繭紬で当店で染めた創作品で、男らしい色合いです。ビーズ系の羽織紐は、当店創作品で遊び心のあるものを組み合わせました。

伝統的な色合いの配色は、遠くで見ると同じように感じられることもありますが、羽織の裏地や小物でも、その人らしさが表現できます。

カーロンさんから見て、店主さんは?

― ところでカーロンさん、店主の私ってどういう印象でしょうか?
ホームページをご覧になっている方の為に、お聞きしてみたいと思いました。

カーロン様)やっぱり職人気質というのがありますよね。橘川さんなりのこだわりというのがありますし、これまでのお話しの中から感じるのは、何かやるとしたら、とことん突き詰めてやるタイプなのではと思います。今回も撮影を一緒にさせていただく中でもそのように感じましたね。

どんな商売でもそうですが、やはり、着物の観点から、どうやってお客様を喜ばせるかを追求し続けてらっしゃる感じがします。着物を販売するだけでなく、このように写真までかなりこだわって撮ってからホームページで公開されるわけですから、全体を見る目があると思いますよ。

(店主:橘川)〜 いえいえ、まだまだ不十分でお恥ずかしい次第です。今後はより一層改善していきたいと思います(汗)〜

 初めて着物を着てみたらドキドキしたようですが

― 実際に着物を着て、初めて外出した時の印象はいかがでしたか?
(カーロン様)それは、ドキドキしましたね〜。初めて着物を着て、着物の交流会に参加したのが銀座でしたので、その時に会場に行くまでの間は着物を着て外を歩きます。僕は、皆さんと見た目が違いますから、外国人で着物を着といるということでかなりの視線を感じましたね。だから、そこでちょっと緊張がありましたね。
それに歩き方も洋服の時とは違いますし、動き方も含めてとてもぎこちない感じはしました。その時でも結婚式の時に感じた引き締まる感じはしましたね。

― ところで、帯結びはどうでしたか? 帯結びはけっこう早く覚えられたようですが。

(カーロン様)いやいや。やっぱりこれは、積み重ねていくことですよね。なかなか1回や2回では、覚えたつもりでしかないですよね。やっぱり着る機会が多ければ多いほど実践ができますので、積み重ねることで自分のものになっていくと思いますから、もっと着る機会があればいいなと思いますね。

  
カーロンさんが覚えられたのは、浪人結びです。これは比較的早く簡単に覚えられますが、いつでも綺麗な形で結んでいるのが印象的でした。

ランジットカーロンさんご夫妻

着物は「古きよき時代に触れられるもの」

― カーロンさん、着物を着てよかった点や感想は?

(カーロン様)実際に着物を着て経営者の交流会などに参加することで、とても皆さんの話題にもなりますし、色々と声をかけられるので人と出会うきっかけになります。
あとは、着物の会などで皆さんの着物を見ることができるので、僕も楽しいなと思います。

― 着物を着るとどのように感じますか?

(雅世様)私は、海外の方に向けても日本の美のPRをもっとしていきたいと思いました。

(カーロン様)僕の場合は、古き良き時代に触れるという感覚ですかね。
日本の文化に触れるという感覚。

(店主:橘川)なるほど、日本の文化に触れて良かったという感覚、それはカーロンさんらしい感覚ですね。古いものって、確かにいいものがあるから、その文化に触れるというのは心の喜びでしょうね。

お二人から、最後にひとこと

(カーロン様)やっぱり、男着物といったらここしかないなと思います。
身近で色々と教えてもらえますからね。あと仲間内でも着物で集まる仲間も増えていますし、意外と男の着物に興味を持つ人が多いんですよ。僕はいつも着物の話をする時に、自分が着物を誂えたという話をしますし、男着物で経営者の友人でもあり、「男着物といったら、たちばなやさん」。と、お勧めしています。

(雅世様)「たちばなや」さんの着物は素晴らしいと思いました。さらに、着物を着た時の日本人男性の力強さや、着物だけでなく表現できるものがたくさんあると思うんです。せっかくですから、男性が着物を着た時の所作や、歩き方とか姿勢など、そういうものも合わせて伝えていただけると、着物を着る男性についていえば、より日本の美が伝わるのではないかと思います。

店主:橘川より
カーロンさんからは、余りにも暖かすぎるメッセージを頂きました。これはカーロンさんのお人柄です。私が所属する経営者倶楽部では、カーロンさんを始め、周囲の皆様に着物の和が広がっている ことを深く感謝致します。
奥様の雅世様からは、素晴らしいリクエストを頂きました。自分の体験で分かることはお伝えして いきますが、この課題は奥が深いもので、今後も取り組んでいきたいと思います。 今日は素晴らしいお話をありがとうございました。
ご夫妻で素敵な着物ライフをお祈り申し上げます。

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